コプト文様

早いもので一月も終わりですね。新年をついこの間迎えたような気がするのに年々時の過ぎゆく早さに呆然とします。

ところで「コプト文様」ってご存知ですか?

コプト文様とは、エジプトのキリスト教徒が織ったコプト織の柄のことです。そもそも文様はその国の友好関係、経済状況、人々の暮らし、自然等、まさに歴史を実に鮮やかに表出しています。コプト織は本当に多種多様なモチーフがあり、幾何学模様だったり、神話に出てくる動物や人物だったり、意味不明の物もあったりするんです、面白いですね。

古代エジプトは現在イスラム教を信仰する国です。しかし、3世紀から13世紀にはキリスト教徒が多く住んでいました。このキリスト教徒達を「コプト人」と呼び、そのコプト人が作った美術品を「コプト美術」とよんでいました。

エジプトというとツタンカーメンやピラミッドのように豪華絢爛なイメージですが、コプト文様はオリエンタルな雰囲気ではありますが、洗練さとは逆に土着的な感じで素朴な印象です。

もともとエジプトは宗教に関しては寛容な国で、キリスト教もそのまま受け入れるのではなく従来の古代エジプト宗教と融合するかたちで浸透していったのです。いずれにしろエジプトは多神教、多神教徒になります。だからコプト文様は人でも動物でもデフォルメしたようなユニークさが特徴なのかもしれません。

日本もクリスマスはキリスト教、七五三を祝い、新年は神社に初もうで、願い事があれば神社仏閣、葬式はお寺ととても“寛容”エジプトと日本似ています。

ネフェルスタッフYM